財務分析

財務の安定性

流動性
●流動比率(%) =(流動資産/流動負債)×100  150%~200%が目安
1.資金の安全性をチェックする
2.資金の効率的運用をチェックする
●当座比率(%) =(当座資産/流動負債)×100  100%前後が目標
1.支払能力を見る
2.存続可能性を考える
資本安定性
●自己資本比率(株主資本比率)(%) =(自己資本/総資本)×100  目標は60%
1.資本の安定度を判断する
2.資本調達の方針の合理性を見る
●固定比率(%) =(固定資産/自己資本)×100  100%以下が目標
1.固定資産への投資は自己資本の範囲内か
2.固定資産への投資は自己資本と固定負債の合計額以内か
●長期適合率(%)=(固定資産/(自己資本+固定負債))×100  80%以下

 

収益性

資本の収益力
●総資本経常利益率(%) =(経常利益/総資本)×100  目標値は8%、業界で比較
1.会社の総資本と利益のバランスを見る
2.総資本回転率と売上利益率に分解してみる
●総資本経常利益率(%)=総資本回転率×売上経常利益率
(経常利益/総資本)×100= (売上高/総資本)×(経常利益/売上高)×100
●自己資本当期利益率(ROE)(%) =(当期利益/自己資本)×100  目標値は10%
1.自己資本当期利益率と資本金当期利益率
(当期利益/資本金)×100=自己資本当期利益率(%)
2.配当性向を調べる
(配当金/当期利益)×100=配当性向(%)
売上に対する利益の状態
●売上総利益率(%) =(売上総利益/売上高)×100  業界平均以下だと問題あり
  ※売上総利益 =売上高-売上原価
1.売上総利益率は同業の中でほぼ同じである
2.売上総利益率の高低の原因は売上単価か売上原価にある
●売上営業利益率(%) =(営業利益/売上高)×100
1.会社の商品力がわかる
2.会社の営業力を見る
●売上経常利益率(%) =(経常利益/売上高)×100  目標値は6%
1.売上総利益率から売上経常利益率に至る過程を分析する
2.営業外損益について分析する
●売上当期利益率(%)  =(当期利益/売上高)×100
1.当期利益は会社の実力を表さない場合がある
2.当期利益は金額も大切である
総益分岐点
●損益分岐点(BEP) =固定費/(1-(変動費/売上高))
限界利益=売上高-売上高×変動比率
※変動比率=変動費/売上高
1.総費用を固定費と変動費に分解する
2.安全度を見る
損益分岐点安全度=(売上高/損益分岐点)×100  110以上が望ましい
●限界利益率(%) =(限界利益/売上高)×100
※限界利益=売上高-売上高×変動比率
1.部門・商品ごとの弱みを見る
2.固定費については分らない

 

活性度

回転率
●総資本回転率(回) =売上高/総資本  目標は1.0回以上
 ※総資本=(当期末総資本+前期末総資本)/2
1.総資本回転率を上げるには負債を減らす
2.無駄な資産はないか
●売上債権回転率(回) =売上高/売上債権  全業種平均4.30回
 ※売上債権=(前期売上債権+当期売上債権)/2
1.売上債権残高は合理的であるか
2.貸倒引当金は十分か
●棚卸資産回転率(回) =売上高/棚卸資産  全業種平均9.54回
 ※棚卸資産=(前期棚卸資産+当期棚卸資産)/2
1.在庫の適正性を見る
2.滞留在庫、不良在庫を吟味する
●商品・製品回転率(回) =売上高/商品・製品
※商品・製品=(前期商品・製品+当期商品・製品)/2
1.回転率を悪くする不良在庫
2.商品の寿命は短い
●固定資産回転率(回) =売上高/固定資産  全産業平均1.47回
 ※固定資産=(前期固定資産+当期固定資産)/2
1.固定資産回転率が会社の基礎体力を見る
2.固定資産の問題点を発見する
設備の効率
●有形固定資産減価償却率(%)
=(有形固定資産減価償却累計額/(有形固定資産減価償却+償却対象資産)×100
1.会社の設備投資のあり方を見る
2.自己資金の総出力を見る
●設備投資効率(%) =(粗付加価値額/(有形固定資産-建設仮勘定))×100
※粗付加価値=人件費+賃借料+租税公課+支払特許料+減価償却実施額+営業利益
※有形固定資産=(前期有形固定資産+当期有形固定資産)/2
※建設仮勘定=((前期建設仮勘定)+(当期建設仮勘定))/2
1.有形固定資産に比べて十分粗付加価値額が創出されているか
2.有形固定資産は有効に稼動しているか

 

発展性

成長性
●売上高の伸び率(%) =((当期売上高―前期売上高)/前期売上高)×100
1.業界平均と比べる
2.伸び率と増加金額を吟味する
●経常利益の伸び率(%) =((当期経常利益―前期経常利益)/前期経常利益)×100
1.伸び率で会社の力の盛衰をみる
2.営業利益との関連を見る
将来への投資
●売上高研究開発費率(%) =(研究開発費/売上高)×100
1.研究開発費率と売上経常利益率の関連を見る
2.研究開発費率の傾向を見る
●売上高教育研修比率(%) =(教育研修費/売上高)×100
1.研修参加の人件費を見る
2.人材養成のビジョンはあるか
●社会貢献度(%) =(社会貢献費用/経常利益)×100
1.社会貢献のポイントを何に置くか
2.尊敬される企業か

 

人力

一人当たり効率
●一人当たり売上高 =売上高/従業員数  全産業平均8760万円
※従業員数 =(前期従業員数+当期従業員数)/2
1.同業他社と比較してみる
2.売上だけでは利益が分らない
●一人当たり経常利益 =経常利益/従業員数  全産業平均363.20万円
※従業員数=(前期従業員数+当期従業員数)/2
1.会社の業種に関係なく力がわかる
2.一人当たりの売上高と比較してみる
●一人当たり付加価値  =付加価値/従業員数  全産業平均18221.1万円
※付加価値 = 人件費+賃借料+租税公課+支払特許料+減価償却実施額+営業利益
(=日経経営指標による粗付加価値)
※従業員数=(前期従業員数+当期従業員数)/2
1.同業他社と比較してみる
2.付加価値の低い原因を分析する
(人件費/粗付加価値)×100=労働分配率(%)  全産業平均48.44%